今日は台北市内で、
中学1年生の子に英語を教えに出張に行きました。
そこでとても驚き、帰りはずっとその余韻に浸り、
どうやって帰ったのか忘れてしまったくらい、
大きな衝撃を受けた出来事がありました。
結論:若い世代(1回り下)って、全然違う!
アグレッシブすぎて、私はかなりビビってしまいました。
1.彼女は台湾の現地校に通う中学1年生。
しかし、毎日授業が6時まで、その後学校に残り、
自習することも学校から勧められているので
毎日夜9時まで居残る。
しかもそれから塾に行く。
(日本の中高一貫の学校では似たようなことを
やっているところはありそうですが。)
2.今回、めちゃくちゃ驚いたことは、彼女の英語のテキスト。
(注意:私は帰国子女でもなく、
インターナショナル出身とかでなく、
公立中学で英語を始めました。
そうでない人にとっては
え?そんなことは普通だよ、
何言ってんのと思うことがあるかもしれません。
平凡な私の意見として捉えてください。)
彼女はまだ中学1年生なのに、
”法律” ”現代社会” ”大気汚染”等の単語が普通にでてくる!!
私は、Hello Ms.Greenというレベルだったのに!笑
しかも、普通のテキスト(会話中心)の他に、
入学式で渡されて、入学後の初めてのテストまでに
全部覚えてくるように言われ渡される3000 語の分厚い単語帳、
ラジオ英会話、
(しかも日本の基礎英語等のラジオ講座より
最近の事柄(selfieの文化とか)を扱っていて
若い人向けの興味がありそうなことが内容が多く面白い)
文法中心、単語詰め込みではなく、
きっちりカリキュラムを組んでやってくるのが
感じられました。
3.それで英語の授業は毎日あり、大変だねえと言ったら、
”小学校の方が難しかったから、今は楽”
なんですとー!?!?
4.余談として。
台湾の大学では、
数学、会計等の授業ではアメリカの大学で
使っているテキストを使い、
TOEICをとらないと卒業できないところも
多々あるみたいですが、
若い世代はもっとすごいのにびっくりしました!
しかも、若い世代だけでなく、親の年代も。
私の中国語の先生は60代ですが、
カナダに移民しているのでパスポートを持っていたり、
知り合いの親御さんは子供のためだけに
オースラリアに1年間住んだり、
(私の世界が小さくて、知らなかっただけだと思うのですが)
本当にびっくりです。
海外留学が盛んで、大学、大学院の海外留学をする生徒数は、
人口が日本より少ないのにも関わらず、日本より多いので、
英語教育に熱心だということは知っていましたが、
こんなに熱心だと思ってもいませんでした。
中華圏ということで、本土の友達に聞くと、
え?私の大学(中国)では、
毎朝6時に寮の前で英語の教科書を音読するのが、
普通にあるし、幼稚園で始めるのが普通とも台湾、中国本土、
共に共通意識としてあるので、
これは中華圏の常識、文化なのかとも感じました。
また、英語を早期から学び、将来に生かすことだけが
良いとか悪いということは個人の価値観によるとしても、
必要なことには時間や費用を惜しまず命かけてやってくる、
その勢いに私はビビってしまいました。
それで、彼女の学校の授業の理解度に少しは貢献し、
もっと希望している”会話が上手くなりたい”ことに、
どうやったらお手伝いできるどうか、
私の今までの数多くの失敗経験を生かしてやっていくのが、
とても楽しみです。全然予想していた内容とは違う結果になり、
ワクワクしております。
私も自身も彼女を見習ってもっと学んでいこうと思います。
昔はたったの短い1文"today, I took a cruise trip and crossed under the bridge."
が何回言っても通じなくて、
(勿論私の発音がいけないからです)
周りが普通に化学や数学の理系科目を英語で同じ学年の人が
学んでいるのをマレーシアで見てショックを受けたり、
イギリスで”ルナは外国人だから簡単な英語を話すように”
(当たり前ですが)と同級生が言っていたのを聞き、
失敗ばかりしていて凹むこともたくさんありましたが、
このような面白い出会いを巡りあえることもあるので、
私は今置かれている環境と今までの失敗経験に
感謝しながら、進んで行きたいと思います。